12月5日(木)、茨城県の日本語教育をテーマとした情報交換会を開催しました。
はじめに、日立さくら日本語学校の松浦みゆき校長先生から、
日本語教室のボランティア養成や、プレスクール(就学前の日本語指導・学校生活指導)の試行など、
地域に貢献する日本語学校の取り組みなどについて、お話を伺いました。
若手の事務長・野澤眞貴様からは、
ビザ更新や生活サポートなど、多岐に渡る業務についてご紹介いただき、
日本語教師という職業の魅力について語っていただきました。
笠間市役所職員の深谷雄太様からは、外国籍人材の正職員採用について、
キジニャク・ボーダナ様からは、業務で直面している日本語の課題について話していただきました。
業務中は敬語の使用や文書作成、手書き文字の理解が難しく、
文書作成のトレーニングが必要というご意見を頂きました。
また、国際交流協会専務理事の木村美枝子様から、地域日本語教室の取り組みについてお話を伺いました。
その後、対面会場では、参加者同士で情報交換する時間を設けました。
日本語教室の開設準備をしている自治体職員の方が
長年日本語教室の運営に携わってきた国際交流協会の職員の方からアドバイスを受けたり、
普段なかなか交流できない他地域の日本語教育関係者同士で情報交換したりするなど、
茨城県内の日本語教育ネットワークづくりの第1歩となる時間となりました。
イベントが始まる前には、
地域日本語教育の現場でも活用できる当学の日本語教育コンテンツや、
日本語能力の要件を緩和したJapan-Expert(学士)プログラムについて紹介させていただきました。
ご参加してくださった皆様、ありがとうございました。
なお、来年2月8日(土)午後、外国人受け入れに関わるステークホルダーが広く議論に参加し、
連携を強化するためのフォーラムを東京都で開催します。ぜひご参加ください。
2024.12.16