2025.3.09

【筑波大学NEO-K】第1回地域ネットワーキングフォーラムを開催しました

2月8日(土)東京都・品川にて、NEO-K研修部会主催の
第1回地域ネットワーキングフォーラム
「外国人材に選ばれ、定着してもらう地域を目指して
―これからの就労支援・日本語支援に求められる人材とは―」を開催しました。

就労を目的として来日した方々が、
言語やコミュニケーションの問題を乗り越えてスキルや能力を十分に発揮するためには
職場や社会をどのように整備すればよいか、
また、地域や就労現場に関わることができる日本語教師を
どのように育成し、現場につなげていくかについて議論しました。

前半のパネルセッションでは、まず日本国際協力センター(JICE)の平山智之氏より
就労分野の日本語教育に求められる能力についてお話しいただきました。

教師の実践力を高めるには、研修を受講するだけでなく
研修後に実践を振り返りを続けることが重要であること、
中堅日本語教師のブラッシュアップには、
実践事例の共有や、意見交換の機会が必要とのご指摘を頂きました。
また、就労の日本語教育現場につながれない教師がいることが課題として挙げられ、
教師育成のみならず、企業や就労支援機関が日本語教育を適切に活用できる
仕組みやネットワークの構築も重要であるとのお話がありました。

茨城県外国人材支援センターの大山穣氏からは、
企業が外国人雇用において直面する課題を挙げ、
課題を解決するには、外国人材採用の背景やメリットを企業内で共有し、
外国人材採用の理解を促進する研修が必要というお話がありました。
また、就労分野の日本語教育は、現場ごとに必要な日本語スキルが異なるため、
それに対応できる日本語教師の育成が重要という指摘がありました。

社会福祉法人北養会理事の伊藤浩一氏からは、
外国人介護人材に長く働いてもらうためにはコミュニケーションが非常に重要であり、
そのために日本語教育が重要であるとのコメントを頂きました。
留学生アドバイザー兼介護福祉士のMai Ha Thu氏からは、
専門学校では介護の専門用語・知識が必要で、
日本語教師のサポートが大きな役割を果たすというお話がありました。
日本語専任教員の今瀬裕可里氏からは、多様な業務内容が紹介され、
外国人介護職員への日本語学習支援の具体例を挙げていただきました。

後半のグループディスカッションでは、
日本語教師・研究者、学生だけでなく、企業の外国人材ご担当者や行政関係者など、
様々な専門・立場の方にご参加いただき、参加者それぞれの立場から、
日本語教育を就労支援の枠組みの中でどう活用すべきか、意見や情報の共有が行われ、
分野を超えて議論を深めることができました。

当日は大雪の影響で一部交通機関に遅れが生じ、
遠方からのご来場が困難な方もいらっしゃいました。
そのような状況で参加してくださった皆さま、誠にありがとうございます。

おかげさまで温かい雰囲気の中、フォーラムを終えることができました。
次回のイベントでも、皆さまとお会いできることを楽しみにしております。

【報告書】
https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:AP:28220167-fb80-4574-93f0-a3e90257cc7a

※本フォーラムは、筑波大学の学生も参加させていただきました。
後日、学生の参加感想文をアップロードいたします。